おひとりさまならでは、注文住宅がオススメの理由
私が「なんで家を建てることにしたか」、「家へのこだわり」について書いてみます。
工業大学でデザインを学んでいたので、以前から建築に興味はあったものの、「家=住むライフスタイル」に目がいくようになったのはこのマガジン『lives』の影響。
「都市生活者の住宅&ライフスタイルマガジン」という謳い文句からは、コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションというイメージがわくかもしれませんね。
オシャレな高額物件も載ってましたけど、それだけじゃなく、レトロビルを自力でリノベして住んでる人や、おもしろいシェアハウス、古い団地のリノベ、代官山の3万円の木造古いアパートに楽しく住んでいるイラストレーターまで。
「自分らしさ全開」というライフスタイルが毎号、展開されてて、ワクワクしながら読んでました。
そこで打ち出されていたのが「ありきたりの家じゃない」「家をあきらめない」というワード。自分らしい家を作ることをあきらめない、というコンセプトでした。
ありきたりの家とは、 ハウスメーカーやマンションデベロッパーが提示してくる最大公約数的な間取、設備の家 のこと。
「いつか私もありきたりじゃない、自分だけの家がほしい」という気持ちが根づいたのは2002年のここからだったと思います。
おひとりさまならでは、注文住宅がオススメの理由
「ハウスメーカーやマンションデベロッパーが提示してくる最大公約数的な間取、設備の家」というのは、新築住宅を建てる層をターゲットに設計されています。
30代の夫婦、子どもは幼児という核家族です。
(子どもを転向させなくてすむように、小学校にあがるタイミングで定住するというパターンが多いです)
間取も「子ども部屋」があり、家族3~4人がくつろげるような広いリビングが想定されています。
これって、おひとりさまには不要ですよね?
自分にとって必要なスペース、空間がほしいと思ったら、注文住宅、いいですよ。
基本設計がほとんど終わりましたが、自分の趣味のための和室、仕事部屋を作ることはもちろん、台所カウンターの高さから、リビングの広さまで、本当に「思いどおり」の家になってきています。
「いつか私もありきたりじゃない、自分だけの家がほしい」という気持ちを持ち続けていてよかった、そう感じます。
結婚・離婚・一人暮らしの苦労のなかで「ただの夢」になっていたけれど、今また、「かなえる夢」に戻ってきました。
自分をあきらめなくてよかった。そう思ってます。